Input Method(4)

この前触れたように、IM周りをちょっといじったので、今日はそこら辺をもう少し詳しく。


IMKitのページを見ていたら、変換エンジンとしてskkというものが使えるということが書いてあった。
SKKはSimple Kana to Kanji conversion program の略らしい。
Simple という単語にひかれ、SKK を使ってみることにした。
参考サイトは、ここ
zaurus-jaから、
imkit-uim_0.4.5-1_arm.ipk
libimkit-qpe15_0.4.5-1_arm.ipk
uim_0.3.4.2-svn693-1_arm.ipk
gconv-modules-force-cp932_2.2.5-11.5-cp932-2-yk2_arm.ipk
gconv-euc-jp-ms_2.2.5-11.5-cp932-2_arm.ipk
gconv-libjis_2.2.5-11.5_arm.ipk
の6コをダウンロードしてインストール。
libimkit-qpe15_0.4.5-1_arm.ipk はIMKit-Anthyでインストール済みだったので、そのまま使用。
SKK用の辞書をここからダウンロード。
いくつかの大きさがあり、僕は一番大きなSKK-JISYO.Lをダウンロード。
解凍して、/opt/QtPalmtop/share/skk/SKK-JISYO.L に置く。
今回選んだSKK-JISYO.L に限っては、/home/zaurus/.uim という設定ファイルを書かなくて大丈夫。
これでインストールはほぼ完了。
ただ、IMKit-uim は様々な変換エンジンを利用できるようになっている。
こんな感じ。

中国語や韓国語などの使わないものまで入っているので、余計なのを出さないようにした。
/opt/Qtopia/share/uim/loader.scm に変換エンジンがリストアップされているので、必要ないものを ; でコメントアウト
skkanthy だけを残して、他はコメントアウトした。
再起動してインストール完了。


IMKit-uim-skkの使い心地を少し

  • 辞書を強化しやすい

 非常に単語の登録がしやすいです。
 変換の候補が出尽くすと、すぐに登録モードに入ります。

  • もちろんOperaで使えます
  • 動作が重い

 IMKit-Anthyも重かった事を考えると、IMKitが重いのかもしれません。

  • キー操作が特殊

 普通に打ち込むと全てひらがなになります。
 漢字に変換したい単語は[Shift]を押して、先頭を大文字にします。
 これもPOBoxと同じく、きっと慣れれば使いやすいのでしょう。
 SKKの使い方はここ
 ただし、入力モードの切り替えはそのサイトの説明とは異なります(IMKit-uimの方法は下の方に記述)。

  • 単語+助詞の変換が面倒、日本語で打ち込んだものを半角英数字に変換する機能がない

 QPOBoxで気になった、単語+助詞の変換が面倒という特徴を、skkも持っています。
 ただ、SKKは辞書への登録が強いので、POBoxよりは良いと思います。
 また、IMKit-Anthyで気になった、日本語で打ち込んだものを半角英数字に変換する機能がない、という特徴も持っています。


SKKは辞書の鍛えやすさが最強です。
しかし、操作面はちょっと僕には馴染めそうにありません。


さて、今回、SKKを使うためにuimを入れたわけですが、上で述べたようにuimは実に色々な変換エンジンに対応しています。
Anthyuimを通して使うことができます。
uimを介さないIMKit-Anthy と、uimを通す IMKit-uim-anthy、どう違うのか。


基本的にAnthyなので、それほど大きくは変わりません。

  • IMKit-Anthy のメリット

 uimを通すよりもメモリが少なくて済みます。

 日本語入力と半角英数字入力の切り替えのキー操作がIMKit-Anthyよりも簡単。
 IMKit-Anthyは[Ctrl]+[X]→[J] で日本語入力、[Ctrl]+[X]→[L] で日本語から半角英数字に、
 というように、コンボ操作が必要ですが、
 IMKit-uim-Anthy は [Ctrl]+[J] で日本語入力、[L] で日本語から半角英数字になります。


日本語入力と半角英数字入力の切り替えのキー操作はuimによるので、IMKit-uim-skkも同様のキー操作です。