InputMethod(2)

先日書いた、SL-C1000標準のIMEに関する不満に関してご指摘を頂きました。
漢字単体での変換は [Fn]+[Space] でできるとのこと。
できました。
ありがとうございます。 > 通りすがりの方
ごめんなさい。 > SHARP の方
説明書、読めよ。> 自分

ということで、標準IME、IMKit-AnthyPOBox の使い心地を改めて比べてみました。

結論としては、使い方によって最適なものは異なってくるんだろうな、と思いました(結論になってない)。

僕は、レポートやら何やらの文書を電車の中やトイレでテキストとして打ち込み、PC上で整える、という使い方が多いです。
頭の中で文書を唱えながら打ち込んでゆく感じです。

こういう使い方をする僕が思った、それぞれの特徴です。

Zaurus標準のIME

  • 賢い変換

 前に変換したことのある節を否応なく候補の先頭に持ってくることを除けば、不満はありません。

  • PCのIMEのキー操作とほとんど同じ

文章作成のメインはWindowsなので、これと似た操作感を持ってくれてるのは嬉しい。

  • インライン入力

文章を考えながら打ち込む僕にとっては、インライン入力の方が望ましい


比べてみると、良い点が浮き出てくるものですね。


IMKit-Anthy

  • 辞書の語彙が多い

辞書の語彙は標準IMEよりも多いと思います。変換精度は標準IMEよりちょっと劣るけど、問題になるほどではない。

  • PCのIMEのキー操作とほとんど同じ

標準のIMEと同様。

  • Operaでキーボード入力ができる

これが最大のメリットかなぁ。

  • 動作が重い

候補の中から目的の語を選ぶ時に、動作の重さを実感します。
さらに、変換確定後に文章が本文にダダダダっと流れ込む訳ですが、そのときにコンマ数秒待たされます。
これはインラインなので入力しかたないのですが、POBoxより明らかに重いです。
せっかちですみません。

  • 日本語と英語が混合の文に弱い

PCのIMEでいうところの[F10]にあたる、日本語で打ち込んでしまったものを半角英数字で出す機能がないようです。
Zaurus標準IMEは[Fn]+0でできますし、POBoxは[Shift]+[Enter]で可能です。
IMKit-Anthyでは[Ctrl]+x→lで入力モードを変更できますが、日本語で打ち込んでしまったものを半角英数字にすることはできないみたいです。
大部分が日本語で、ところどころで半角英数字を打ち込みたいとき、
[入力モード変更]→[半角英数字で入力]→[入力モード変更]
とするよりも、
[日本語で入力]→[半角英数字に変換]
とするほうがキー操作少ないじゃないですか。
特に僕は、
[日本語で入力]→[あ、半角英数字だった]→[BS]→[入力モード変更]→[半角英数字で入力]→[入力モード変更]
となることが多いので、
[日本語で入力]→[あ、半角英数字だった]→[日本語のまま入力してしまえ]→[半角英数字に変換]
とする方が断然速かったりします。
IMKit-Anthyでも日本語で入力したものを半角英数字に変換できるということをご存じの方がいらっしゃいましたら、すみませんが教えてください。


POBox

  • Operaで入力できる。

やはり、これが強みでしょう。

  • 学習させると強いと思う

2日くらいしか使っていないので本領を発揮していないと思います。学習させると、非常に強力な手段になるかもしれません。

  • キー操作が特殊

これも慣れれば使いやすいのでしょうが、PCでの入力がメインの僕にとってはマイナス。

  • 単語+助詞の変換が面倒

大抵のIMEでは、「単語」+「助詞」の文節を入力して変換すれば、「単語」+「助詞」に分解して単語だけを変換してくれますが、
POBoxはいちいち←で戻って、単語と助詞に分解してしてやらないといけないことが多いです。
前に一度出てきた組み合わせなら良いのですが、「単語」+「助詞」の組み合わせなんぞ、いくらでもありますので。
これも、ちゃんと使えば問題ないぞ、ということをご存じの方がいらっしゃいましたら、教えて頂けますか。


以前、僕はSonyの携帯電話を使っており、この方法は気に入っていました。
が、僕のZaurusの使い方はミニPCとしての要素が強いようで、POBoxは向いていないようです。





結局、普段は標準IMEOperaを使うときだけIMKit-Anthy もしくは POBox という使い方になりそうです。
IMEの好みは実際に使ってみないと分からないですね。
ビジネス文章やメールがメインという方は、きっと僕とは違う感想を持たれるとことでしょう。
僕も、生活スタイルが変わったら、IMEの趣向も変わるかもしれません。


あ、IMKit-Anthy と POPBox の入手先とKeyHelper+InputHelper との連携を載せてないや。
次回、載せよう。